2008年7月10日 (木曜日)

ピースがちょっと足りないです。無くしたか?

えー、今日のオススメクラシックは、ヒンデミットの交響曲にしましょう。
ヒンデミットの交響曲といったら断然「画家マティス」と言いたい所ですが、ここはひねくれた自分のこと、そんな有名な曲は紹介しませんって(笑)

交響曲「宇宙の調和」っていうのがありまして。 その第1楽章です。

http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/scriabin12.wma
フルトヴェングラー/ベルリン放送交響楽団

正しく翻訳すると「世界の調和」になりますが、内容的には「宇宙の調和」のほうが正しいです。
ドイツの天文学者ケプラーを題材にした自作のオペラを編曲した交響曲だそうな。第1楽章「楽器の音楽」 第2楽章「人間の音楽」 第3楽章「天体の音楽」から出来ています。

オマケ:「立響の英知の結晶」

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現在、完成度は約20パーセントといったところでしょうか。昨日土曜日の練習後、ボックスで数人がかりで作りました(笑)

いつ完成するのやら。そもそも、完成するのか…。

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2008年7月 2日 (水曜日)

お客さんはどうなんでしょうか。途中で帰ったりしないかな。かな。

いよいよ! 土曜日から始まりました、ストラヴィンスキーの「春の祭典」の練習!
といっても、その日のバイオリンパートはボウイングの確認でしたけどね。オマケに、自分はこの日は練習は休みだと勘違いしていてバイトを入れていたため、最初の1時間は参加できませんでしたが。

tutti部屋には、これでもかとばかりに敷き詰められた大量のティンパニが! そして見たことも無いほどの巨大ティンパニも! 大興奮したのは言うまでもありません(笑)

でも、練習時は全員あの部屋に入るんかなあ? 5管って…。




さて、サークルのほとんどの人は春の祭典は嫌いらしいですが、最近は「何回も聴いていたら、慣れてきた。好きになってきた」という人がちょっとずつ増えているようです。ボックスにいたらそんな声をたまに聞きます。

いやあ、嬉しいことだ!

以前も紹介しましたが、バレエ映像をもう一度載せておきます。youtubeにバレエがアップされていたんですね。 原版のニジーンスキィ版です。
テンシュ師匠に教えていただきました。ありがとうございます♪

英語では「The rite of spring」と表記します。つまり、「春の祭典」というよりは「春の儀式」みたいな感じのほうが訳としては正しいし、そっちのほうがイメージをつかみやすいと思います。

そしてこのバレエ、初演の大騒動は有名ですね。
あまりにアレな振り付けと音楽だったため、「芸術を崩壊させる気か」と、乱闘騒ぎになったそうです。

その初演時の再現ドラマがこちら。

ちなみに自分は、モチロン「ブラヴォー!!」派。

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2008年7月 1日 (火曜日)

指揮もする作曲家?それとも作曲もする指揮者?

今日のオススメクラシックですが、今日はスヴェトラーノフの交響曲です!
自作自演です。

http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/t14.wma
スヴェちゃん/ソビエト国立交響楽団

スヴェちゃんといえばクラシックを聴く者なら知らぬ人はいない超大物指揮者ですが、実はひっそりとオケ曲をちょっとだけ作っているんですよ。

交響曲はこの1番のみ。あとは「赤いカリーナ」っていう交響詩と、ピアコンと、なんとかかんとかっていう演奏会序曲と…自分が知っている範囲ではそれぐらいかな?
そしてさすが指揮者、クラシックのノウハウをよく知っているだけ、この交響曲が良くできているんですよ。
時代的にはバリバリ現代なのに、内容は後期ロマン的で、すごく聴きやすいですよ♪

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2008年6月21日 (土曜日)

有名な曲ばっかり聴いてちゃいけませんよー。星の数ほどクラシックは存在してるんですし。

さて、今日のオススメクラシックは、お待たせしました(誰も待ってない?)、水野修孝の「交響的変容」です!!!前回は第3部「ビートリズムの変容」を紹介しましたが、今回はいよいよ第4部「合唱とオーケストラの変容」を!!! 4部はさらに6つの楽章に分かれていますが、その中の4章「キリエとカオス」を。

http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/Wellington.wma.wma
岩城宏之/東京交響楽団/岡田知之打楽器合奏団


交響的変容の詳細については、過去の日記をご覧ください。 (注 ミクシィです。)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=801025419&owner_id=6856817

ちょっと解説すると、まず最初に…水野修孝は、ジャズオーケストラを書く人です。それを知った上で、聴いてくださいね。

それらしく、トゥッティの部分はクラシックというよりジャズに近いです。
冒頭のキリエ(神よ憐れみ給え)のフーガに始まって、少しずつ盛り上がっていく。さあそして3分30秒頃からの大騒音は、とうとう以下の打楽器軍団が一斉に乱舞を始めます!!!!!!!

ティンパニ、木鐘3(大中小)、妙ハ、拍子木、木琴、チャイム、トムトム3、合せシンバル、ソリの鈴、サスペンダーシンバル、鉄柱5本(鉄のマレットで)、銅鑼ちゃん、ハイハットシンバル、バスドラム、スネアドラム、ヴィヴラフォン、マリンバ、シズルシンバル、ティンパニ、アンティークシンバル、合せシンバル、双盤〈金属のバチで)、ソリの鈴、木鐘3(大中小)、カラベル2、ボンゴ2、コンガ、ひとつ鉦、シズルシンバル、コンチキ、ティンパニ、馨5、グロッケンシュピール、スネアドラム、カウベル3、シズルシンバル、つけ木(つけ板)、アンテイークシンバル、木鐘3、ボンゴ2、コンガ、ヴィヴラフォン3、サスペンダーシンバル、ラテンテインバレス2、ウッドブロック、トライアングル、鎗、バスドラム、スネアドラム、トムトム5、チャイニーズタムタム6、グロッケンシュピール、鉄板5、つけ木、フライパン5、銅鑼ちゃん、締太鼓、ドラムセット、ウインドチャイム、サスペンダーシンバル3、タンブリン、魚板、つけ木、ヴィヴラフォン、マリンバ、ラテン中太鼓4、日本の鐘3、締太鼓、大大鼓、小太鼓、トムトム4、サスペンダーシンバル、ヴィヴラフォン、チャイム、バスドラム、銅鑼ちゃん3、グロッケンシュピール、繋木、トライアングル、つけ木、合せシンバル、タンバリン、トムトム5、アンティークシンバル、マリンバ、馨5、日本の鐘5、銅鑼ちゃん、鉄柱5、合せシンバル、シロフォン、チャイニーズシンバル5、桶胴太鼓5、駅路、日本大太鼓、バスドラム、ささら、ヴィヴラフォン、アンティークシンバル、つけ木、トムトム5、カウベル3、合せシンバル、ティンパニ、ヴィヴラフォン、サスペンダーシンバル2、モンキータンブリン、日本の鐘3、スネアドラム、グロッケンシュピール、ハイハットシンバル、バスドラム、スネアドラム、ウッドブロック3、サスペンダーシンバル、トムトム3、チャイム、マリンバ、合せシンバル、バスドラム、銅鑼ちゃん、ハイハットシンバル、ドラムセット、チャイム、皮ダイコ2、チャイム、タブラバーヤアンテイークシンバル、平太鼓2、締太鼓、チャイム、スネアドラム(ワイヤーブラシで) 、チャイム、締太鼓か平太鼓3、チャイム2、コンガ2、ロッドタムティンパニ7、木鐘3、シロフォン、トムトム、合せシンバル、ヴィヴラフォン、釣鐘9

それがしばらく続いた後、エレキベースやドラムスを含むジャズオーケストラ。

そして、5分45秒、ここで誰も予想しなかったマサカの事態に発展します。 いや、本ッッッ当にマサカです。
分かる人は多分大爆笑すると思いますwww まさにフュージョン!

開始7分、ここでまた雰囲気が変わります。ここからステージにいた合唱隊は6つに分かれ、ステージを降り、なんと客席の中をそれぞれ6つのグループが歩きながら東南アジアの民謡を同時に歌いだすのです。

その6つの歌は、
・日本の「日光和楽おどり」
・ネパールの「花と果物」
・タイの「舟歌」
・ベトナムの「むくどり」
・ネパールの「太鼓は踊る」
・インドの「タラーナ」 になります。

そしてコンサートホール内を歩いていた6つの合唱隊はステージに戻りながら、「オオー、サアエー」という日本の「追分節」のようなコーラスに収束し、アタッカで5章「新しい命と喜びの歌」に続くのです。





この大宇宙をも想起させる膨大な世界と無常観、永遠に移り変わりゆく世界の美しさと、儚さ。
このすべてを包みこんだ超巨大交響曲の真の素晴らしさに、皆さん目覚めませふ。

では★

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2008年6月11日 (水曜日)

カディッシュって、打楽器何人いたっけ…。何か、スゴいよ。

そういうわけで今日のオススメクラシックはバーンスタインにしようとしたのですが、音源をアップしていないので、アメリカのフィリップ・グラスという人の交響曲第3番の第3楽章にします。一応アメリカ繋がりって事で。

http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/honegger52.wma
マリン・オールソップ/ボーンマス交響楽団

「ミニマル音楽」というジャンルがありますが、ボレロとかショス7みたいなオスティナート以上に同じ音形を執拗に繰り返す音楽のこと。ミニマル音楽の先駆者、スティーブ・ライヒ(この人の音楽は知らない)の後継者とも言える作曲家です。 おそらく…。

最近になってCDを買ったのですが、CDかけて一瞬でファンになりました(笑)



現在の【サヴァイヴ流好きな作曲家ベスト5】は

1位 ハチャトゥリアン

(ベルリンの壁より越えられない壁、マリアナ海溝より深い溝)

2位 ペッテション
3位 ショスタコーヴィチ(気分によって2位と3位は入れ替わることもアリ)
4位 ホヴァネス
5位 水野修孝

なのですが、もしかしたら5位にランクインするか…? グラスはまだCDは2枚しか持っていないので、もう少し集めてみます。
水野修孝、危うし!!!(笑)


あとちょっと前にハイドンの初期交響曲集を例のクラシック喫茶で借りて聴きましたが、やっぱ自分、古典より昔の音楽は苦手です。

よく99回の選曲でハイドンに決まったなー。もちろん個人の好みを押し出しちゃいけないんですが^^;  それが選曲の難しいところなんだよなー。

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2008年6月 7日 (土曜日)

ペッテションが好きな人は、絶対この人も好きになります。ただそうでない人は、拒否反応起こしますwww

今日のオススメクラシックは、ホラー映画さながらの世にも恐ろしい交響曲を紹介します。

コーツという女性作曲家の交響曲第14番「微分音における交響曲」の第1楽章と第3楽章です。

http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/scriabin25.wma
http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/scriabin33.wma
クリストフ・ポッペン/ミュンヘン室内管弦楽団/レイモンド・カフス(Timp)


■注意■メチャクチャ危険な音楽です。ある意味ペッテションよりも危険です。
■ 心 の 底 か ら 覚 悟 し て 聴 い て く だ さ い ! ! ! ! ! ! ■




現代という時代は豊かで便利で結構いい時代だと大抵の人は思っているはずなのに、そんな楽天主義を軽蔑するかのように、ペッテションみたいにひたすら現代の不安や絶望を描き続ける芸術家がいます。

そんなアメリカの女性作曲家グロリア・コーツの特徴は、一がグリッサンドで二もグリッサンド、三四がなくて五がまたグリッサンド、とにかくグリッサンドの用法が異様なまでに特徴的です。

この交響曲は弦楽器とティンパニのみという小編成音楽ですが、メロディーもリズムも無い弦楽器にティンパニが絡み合い、それらがとにかく上に下にグニャグニャ、ウニョウニョとグリッサンドにより上下運動を繰り返す、身の毛もよだつ交響曲なのです!!!

恐ろしさ・おぞましさという点では、ペッテションをも凌駕しています。
前にもチラッと触れましたが、まさに女版ペッテション。



そして1楽章の5分過ぎにふいに現れる、メロディーらしき音色。不気味なのに、なんだかちょっと美しく感じてしまいます。

その部分、かなり音が変で違和感を感じるかもしれません。実はこの曲は「スコルダトゥーラ」という、弦楽器の演奏者でもあんまり聞かない名前の技法が使われているんです。
これはつまり、チューニングをわざと狂わせて演奏するというマサカの発想による奏法。しかも開放弦を弾きながら左手で調弦する事でグリッサンドを作り上げている箇所もあります。
チューニングがあまり得意でない自分は、一生演奏したくありません(笑)

そしてティンパニもまた、ロールしながらペダルを踏むことでグリッサンドしています。3楽章は弦の微分音とティンパニのグリッサンドに注目して聴いてくださいね。


特に弦楽器の人は必聴です!!!




ただ、もう一度…

本当にヤバ過ぎる音楽です!! でも最後まで聴いて下さいね。 ハマる人はハマるかも…!? (少なくとも自分はハマりましたwww CD4枚持ってます。)


また気が向いたら、弦楽四重奏でもアップしようかな…。

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2008年5月26日 (月曜日)

どうしてせんとくんに決まったんだろう。奈良、いくら貰った!?

せんとくんのライバルたちが登場しましたねw

奈良のゆるキャラ・せんとくんに、早くも謎の組織から刺客が送り込まれたようです。

ぬはは、誰を送ったって、せんとくんに勝てる奴なんかいないだろ~~。アイツを初めて見たときの衝撃は、今でも忘れませんぜ~。

とりあえず…9とか13とか28あたりを、せんとくんとチェンジするっていうのはどうでしょうか。ライバルとか言わずに、もう乗っ取って良いですwww  

こういうのを「マスコットキャラ」って言うんですよ。
あと20番が北京五輪のマスコットに似てるのは、何かの罠ですか?


ちなみにこの刺客達、ちょっと大陸色も取り込まれていますね…。自分は純和風が好きなのですが…。 まあ、かの絶世の美女、小野小町だって「十二単」というイメージがついていますが、実際は朝鮮の民族衣装にちょっとだけ近い衣装を着ていたらしいですしね。

あ、ちなみに日本の起源は日本ですからw 何か伝来するといったって、それは大概インドとかですからww 誤解しないでくださいねwww
ね。誤解しないでくださいね(^^)ノ




今日のオススメクラシック(そういえば久々ですねー。)は、ゴットシャルクの交響曲第2番「モンテビデオ」の第2楽章。たまには正統派な音楽を紹介します。
http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/scriabin24.wma
リチャード・ローセンベルグ/ホットスプリングズ・ミュージック・フェスティバル(楽団じゃないの!?)

ラストでは、あの超有名なメロディーが出てきます。何気にオーケストレーションも華やかで、純粋に楽しめるクラシックだと思います♪
自分がこんな正統派の音楽を紹介するの、珍しいですね^^;

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2008年5月24日 (土曜日)

本日、105回目の誕生日を迎えました。

え、誰のって?
ホラ、あの人ですよ、あの人!  今日5月24日は、サヴァイヴが神と崇める(笑)作曲家、アラム・イリイチ・ハチャトゥリアンの誕生日です!!!(ロシア暦)





というわけで、今日のオススメクラシックはもちろんハチャトゥリアン。交響曲第2番「鐘」の第1楽章です!

http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/scriabin31.wma
ハチャトゥリアン/ウィーン・フィル

どうですか、このハチャにしか書けない交響曲は!!! しかも自演。熱い、熱すぎる。これぞハチャトゥリアン!!! 4楽章の最後はあまりにも爆音すぎて、DECCAという優良音質レーベルにも関わらず、ちょっとビリビリというノイズまで入っています。マジ最後すごいですよ。
弦楽が激しいメロディーを歌いまくる。管楽器は叫びまくる。大量の打楽器がとにかく唸る。そして7分20秒部分のティンパニのロールソロ。ティンパニ燃え~~~!(笑)

副題「鐘」とありますが、この曲は第二次世界大戦の下で作られた「反戦交響曲」です。この鐘というのは戦争や社会に対しての警告を含めた警鐘、それと同時にロシア勝利のベルを意味しているのでしょうが、重々しい主題からはただの「勝利のファンファーレ」なんかではなく、かなり皮肉を込めたものになっていると思います。だって反戦交響曲だし。
ちなみにチャイムは1楽章冒頭と4楽章ラストに同じ音形が数回ほど鳴らされます。カーン、コーンって。














昨日は滋賀県で、ホール練習がありました。本番一週間前にして、とうとう特殊楽器・ハープとコーラングレも合流。ついにフルオケでの演奏になり、突然2楽章が楽しくなりました♪ うーん、やっぱハープの音色は綺麗です。ただ個人的にはいんでっくす先輩のハープのほうが好きですけど^^; ちなみに、いまだに「ハープ=打楽器」という感が拭いきれません。どっちかっていうと弦楽器なのにね。

この日はJEUGIAに注文していたCDを取りに行ったので、そのまま京都駅までチャリこいでそこからJRで滋賀に行ってました。なので帰りも京都駅からチャリで家に帰らなければならないのですが、「重い荷物と楽器を担いで坂道をチャリで走る」なんていう気力は無く、ちょっとこっそり……………不正しちゃいました(^^;)A

ところでJEUGIAで買ったCDと言うのは、グロリア・コーツという人の弦楽四重奏(オルガン付き)と、イヴァノフスの交響曲8・20番(←届くのに一ヶ月もかかりました)。
うーん、なんともマニアックな。マニアック路線真っ只中です。 最近、中国の作曲家にまで手を伸ばし始めました。陳基鋼(チェン・ギガン)の「五行組曲」とかお気に入り。今度またボックスに………

無理かなあ? この前ちょっと怒られたしなあ…(笑)

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2008年5月21日 (水曜日)

春の祭典…プロでも演奏失敗することが多いらしいです。大丈夫かなあ。

そうそう、100回定期で演奏するストラビの春の祭典。バレエです。
このニジーンスキィ版が原典版らしいですね。

1部 大地礼賛
2部 いけにえ

うーん、いつ聴いても名曲ですねえ。バレエも熱い! ラストが凄すぎです。


春を迎えたある2つの村同士の対立とその終息、大地の礼賛と太陽神イアリロの怒り、そしてイアリロへの生贄として一人の乙女が選ばれて生贄の踊りを踊った末に息絶え、長老たちによって捧げられる…という、おごそかな異教の祭典のバレエです。 (ウィキペディアより)


異教っていうところがミソですよ! 異教。 ジャングルの中に住む野蛮民族の「ドンドコドンドコ、アイヤ~!」的なイメージです、自分は。実際「神に処女を捧げる」というのもそんな古代文明の名物(笑)ですしね。
振り付けも奇々怪々、尋常じゃないですね~。カッコエエ…!

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2008年5月16日 (金曜日)

前から順番にティンパニ、チャイム、ウッドブロック、シンバル、銅鑼ちゃん、鈴、サスペンダー、トライアングル。そしてペッテション。

今月末に迫った、定期演奏会。また宣伝させて下さい。(あと2~3回同じ事書くかもしれません。)

【立命館大学交響楽団第99回定期演奏会】
日時:5月31日(土)
   18時開場・19時開演
会場:京都コンサートホール大ホール(地下鉄烏丸線を使うと便利でしょう)
指揮:大河内雅彦(客演)
   佐藤功(学生)
曲目:歌劇《フィデリオ》序曲(ベートーヴェン)
   交響曲第104番ニ長調《ロンドン》(ハイドン)
   交響曲ニ短調(フランク)

このプログラムは、サヴァイヴ含めた選曲委員で決定しました。
チケット欲しい方は、メッセージやメールでどうぞ♪

今日、大学近くのクラシック喫茶にチケットとビラを渡しに行きます♪情宣せねば!





というわけで、あと3週間をきった演奏会。先週土曜日からはアンコールの練習も始まりました。

さすがにアンコールの曲目までは言えませんが、いやあ、楽しいなあ! 完全初見だったのでボロボロだったけど、有名な曲だし大編成なのでテンションあがりまくりました。アレグロに入ってからの「あのレア打楽器」の音に不意打ちをくらい、「おおーーっ!」とつい演奏中に振り向いてしまったり^^;

やっぱ大編成っていいですねー。後ろからいろんな管楽器や打楽器が聞こえてくるのが嬉しいです。
ドコドコカンカンポクポクバッシャンゴワーンシャンシャンピシーンチーン  …って(笑) そんなお祭り騒ぎ的なクラシックが大好きです。



今回の選曲はなかなか面白いプログラムになったと思いますが、打楽器がティンパニのみというところまでは気づかなかったなあ。
まあいいけど







今日のオススメクラシックはホヴァネスにしようとしたのですが、データがどこかに行ってしまったので、久々のペッテションです!!!
ペッテションは今まで交響曲を紹介してきましたが、今回はヴァイオリン協奏曲第2番を。交響曲13番と14番の間に書かれた曲で、55分を超える超大曲ですが、交響曲と同じく単一楽章。今回はそこから前半部分と後半部分の一部を取り上げますね。

今まで幾度となく紹介してきたのでいまさらとは思いますが…
http://www.aria-cd.com/arianew/shopping.php?pg=yomimono/yomimono34
こちらのページで、ペッテションという人物のおさらひ。



ペッテション音楽の特徴は言うまでもなく苦悩、苦痛、絶望、焦燥…などといった心を蝕むほどの究極的な暗黒さ。それはペッテション自身が、とあるインタビューで「私は作曲家ではない。一個の叫ぶ声である」と語っているように、ペッテションの「祝福され、呪われた人生」そのものを表現しています。

しかし、希望の光なのか、救いの手を求めていたのか、どこかに調和的なメロディーが少しだけ刻まれているのもまた特徴です。あの恐ろしい交響曲9番だって、安堵のハーモニーで幕を閉じます。(といっても70分の中のラスト5秒だけですがw)

これがまた、泣けるほどに美しいんですよ。。。


この協奏曲は、それが特に顕著に現れています。


(前半)
http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/scriabin15.wma
http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/scriabin21.wma
(後半)
http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/scriabin22.wma
http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/scriabin23.wma
トーマス・ダウスゴー/スウェーデン放送交響楽団
ソロ イザベル・ファン・クーレン

前半はいつものペッテション節炸裂なのですが、曲が進むにつれて、幽玄的な暖かさに包まれていきます。そして美しいアダージョの中、ついに静かにバイオリンが息絶えて終わる………なんとも感動的。とても拍手できるエンディングではないですがw



どっか関西のオケでペッテションの交響曲を演奏しないかなー。     …………しないだろうね。

でも1984年に、東京で渡辺暁雄が日フィルの定期で7番をやっちゃったそうです。
それで、耐えられないでホールから逃げ出すお客さん続出www

さすが、ペッテションは恐ろしひ。


ボックスに全部CDを置いていますが、布教活動の甲斐あってか、最近たまーにサークルでも聴いたり借りたりしてくれる後輩がいます。
本当に「たまーに」ですけどね^^;

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