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2008年2月 8日 (金曜日)

うーん…昨日からちょっと体調不良です。頭痛と腹痛と寒気のトリプルコンボにはなす術もなく、薬飲んでひたすら温まって寝ることにします。 って本番明日なのに!!





  といふことで、宣伝を。


     立命館大学交響楽団 フェアウェル演奏会

2008年2月9日(明日!!)
開場 13:30  開演 14:00

第1部 アンサンブルステージ
第2部 オーケストラステージ
 ラフマニノフ 交響曲第2番
 チャイコフスキー「くるみ割り人形」より、花のワルツ

高槻現代劇場 大ホールにて、入場無料!!!

簡単に言うと、卒団生のための追い出しコンサート。 連日練習が続いています。でもこれが終わったらもう卒団生とはお別れになるんですよね。そうかんがえると、ずっとこんな毎日を過ごしていたい……(現実逃避!?)








以下、かなりマニアックなショスタコ話です。クラシックに興味のない方、スミマセン。いつものことですがw




先日JEUGIAをうろついていると、珍しいCDを発見しました。ショスタコーヴィチの「司祭と下男バルダの物語 全曲版」という作品なんですが、これなんとアニメ映画の音楽のために作られたのだそうな。結構珍しくないですか? このアニメ自体はプーキシンという人物原作で、ロシアで知らない子供はいないほど有名なものだそうですが。
残されたスコアが組曲として演奏されたことはありますが、一昨年に生誕100周年を記念して全曲版として世界初録音されたCD…そりゃ知らないはずです。

さて内容ですが…

ショスの交響曲9番もなかなかケンカ売っていますが、この作品はそれどころじゃないです。本当に聴く人を馬鹿にしたような、コミカルで毒々しくてブラックジョークが利いてて禍々しい,アメリカンコミックなんかに使われそうな音楽です。アメコミといってもスパイダーマンとかじゃなくて、トムとジェリー型のね。

ショスは脚本に納得し、楽しんで作曲したそうです。製作サイドも完成した曲の本の一部を聴いただけで「望んでいた通りの音楽だ!」と大喜びしたそうな。そんないい空気の中、着々とアニメも完成に近づいていったのですが…4年後、とある事情で完成は断念せざるを得なかったのだとか。 その理由っていうのが、あの

 形 式 主 義 批 判

ですよ! あの にっくきスターリンのジダーノフ批判! 忌まわしき社会主義リアリズムによる芸術批判ですよ!!!
このジダーノフ批判さえなかったらもっといろんな作曲家がロシアに存在していたのに!ハチャトゥリアンも交響曲4番、5番と作れたのに!
ロシアのクラシック音楽史における唯一の汚点だと思っております。
とにかく「ソビエトの芸術はかくあるべきだ」という身勝手でくだらない制約のターゲットになり、スコアはアニメと共に長年闇に葬られたわけです。

運良く全曲のスコアを見つけられ、このたび録音されたわけですが。ちなみにカップリングで「ムツェンスク郡のマクベス夫人」も入っていました。



今日のオススメクラシック♪

今日はせっかくショスの流れなので、ショスの最高傑作、14番「死者の歌」を紹介します。ちょっと前にも言いましたが、打楽器が半端ないです。そして弦楽のアンサンブルは、もっと半端ないです。2人の狂気に満ちた歌…やっぱり半端ないです。オマケに木管と金管が無いっていう編成も半端ないです(笑)

前11楽章というとてつもない曲ですが、その中から第3楽章「ローレライ」を紹介しますね。アタッカなので、フルスタの一撃でいきなり始まります。

http://mouvement-deuxieme.cocolog-nifty.com/blog/files/tako14-3.wma
ロジェストヴェンスキー/ソビエト国立文化省交響楽団
いくつかの盤はありますが、自分はこの演奏が一番好きです。

ちなみに歌詞は以下。対話形式となっています。

3「ローレライ」 
ライン川のあま色のかみの魔女のもとへ
男どもはおしよせて恋に身をほろぼす。
司教は、彼女を法廷へと命じたが、
心のなかではそのうつくしさゆえに
すべてをゆるしていた。
「おお、すばらしい目をもつローレライよ、
だれがおまえにこんなあぶない術をおしえたのか?」
「いきるのはわたしに重荷です、司教さま、
このいまわしい目つき。
わたしをみつめたひとは運のつきでした。
ああ司教さま、この目には
火事がもえさかっています。
ですから、このおそろしい魔術を
火にかけてください!」
「ローレライよ、おまえの火事は全能だ、ほら、
このわしすらもおまえに魅せられてさばけぬぞ!」
「やめて、司教さま!お祈りを、そして信じてください、
わたしの死にゆだねるのは神のみ心だ、と。
わたしの恋人はいってしまい、遠い国にいます。
いまのわたしにすべてはうとましく、
すべてはつまらぬことです。
心はつかれはてて、わたしはしぬほかありません。
わたしのすがたさえも、しね、しねと
ささやきつづけます。
わたしの恋人がいってしまったその日から
この世はわたしにとってうとましく、
わたしの心は夜なのです。」
司教は3にんの騎士をよんだ、
「はやくローレライを人里はなれた修道院へ。
ゆけ、おろかなローレ、つぶらなひとみのローレよ!
おまえは尼になるのじゃ、さすれば
そのまなざしもくもろうぞ!」
3にんの騎士は娘とともに道をあゆむ。
無口のいかめしい男たちに娘はいった、
「あのたかい岩のうえにちょっとたたせてください。
もいちどわたしの城をみれるように、
あのきびしい修道院にはいってしまうまえに
もいちどじぶんのうつる姿をみれるように。」
かみは風にみだれ、まなざしはもえさかる。
見張りはむなしくさけびをあげる:
「ローレライ、さがれ、ローレライ、下がれ!」
「ラインのあのまがりに船がでてゆく。
あれには恋人がすわっている、わたしをよんでいる。
なんて心はかろやかで、なんて彼は
すきとおっていること…」
こうしてきりたつ岩からラインへと娘はおちた。
流れのなめらかなおもてにうつる
じぶんのラインのひとみ、かがやくかみをみて。

  これまた怖っ!!!

次回は華やかな曲を…。

では★

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