念のため言っておきますが、スパルタ教育とスパルタカスは縁もゆかりもありません。間違えやすいんですよね。
ついにハチャトゥリアンのバレエ「スパルタカス」を購入しました~! 今月は地味に出費がかさみそうなのに、このタイミングで5000円も使っていいのか…!? まあいいか。
ずっと前にブログのほうでも書いたんですが、バレエって言うのはオペラ以上に芸術要素が高くなるんですよね。声は使わないんで、すべてを動作で表現しなくてはならない。しかも舞台の限られたスペースの中で…。単純に振り付けを楽しむのも悪くないですが、あらかじめストーリーを把握してないとなかなか理解しにくいんですよね。
というわけで、映画「スパルタカス」をレンタルで借りてきました。事前にストーリーをしっかり勉強しておかなければ……。ついでにただウィキペで文字とにらめっこするよりも、やっぱり映画で楽しもうか。せっかく試練も終わったことだし。 ちなみにスパルタカスっていうのは、ご存知のとおり紀元前1世紀に起きた奴隷達のクーデターの話ですね。
早速家に帰って映画を視聴。借りて分かったんですが、180分もある大作です。長っ! そして製作はユニバーサル・スタジオ。 へえー、こんな映画も作ってたんだ。
…………………うーむ………
うわあ…これ、ちょっと泣きました。
この大反乱が無かったら、多分現代も奴隷制度は色濃く残っていたのでしょうかね。反乱は鎮圧さされたもの、全人類平等のこれがノンフィクションなんだということを考えれば、胸が熱くなります。
だけど、スパルタカスは決してヒーローとしては描かれていませんでした。反乱がただの暴徒と化すシーンもあり、また奴隷軍への見せしめとして捕虜の奴隷が殺されるということも。
現代でも「ヘイワ」「ヘイワ」と言われますが、どうやったらそれを勝ち取るのことができるのでしょう。表面は「平和のため」と言いつつ、結局は力のぶつかり合いでしか解決できないのでしょうか。
日本ではピンときにくいですが、こういうのを見ると、「他人事」と目を背けることではないんだな、と思い知らされます。
紀元前時代からの普遍的なテーマだったんですね。
さて、じゃあ後日バレエ見ます。今はボックスにおいています。皆さんぜひご自由にご覧ください♪
ついでにその隣にはハチャトゥリアンのドキュメンタリーDVDと宝塚も置いていますんで(笑)
では★
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