伊集院やラサールでもこんな雑学は知らないだろうな。
調べました、勝利の詩の編曲。本当に自分の思っていた以上にマイナーな曲だったらしく、編成を調べるだけでかなり手間がかかってしまいました。四苦八苦しながら、海外のサイトにまで行ってようやく入手。世界は広いっす。さて、その編成を見てみると、こう書かれていました。
Orchestration *3*3*32/4331/Timp.perc.Xyl.Glock/Hp[=2]
この編成表に加え、もう一つ見つけました。
Triumphal Poem (Festive Poem) in D Major
2+pic.2+ca.2+bcl2/4331/timp.perc.xyl.glock/hp[=2]/str
えー…見方がよく分からないと思うので説明しますと、例えば単純なパターンだと、 「2231/3321/Timp」 こんな風に表記していれば、「この曲を演奏するにはフルートが2本、オーボエが2本、クラリネットが3本、ファゴットが1本、そしてホルンが3本、トランペットが3本、トロンボーンが2本、チューバが1本、そしてティンパニと弦5部が必要ですよ」という意味になるんです。弦5部は当たり前なので省略される時があります。「*」マークは、ピッコロやバスクラリネット等を意味します。
えー、つまりですね、ハチャトゥリアンの「勝利の詩」を演奏するには、
フルート2、ピッコロ1、オーボエ2、イングリッシュホルン1、クラリネット2、バスクラリネット1、ファゴット2、ホルンが4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ1、ティンパニ、木琴、鉄琴、ハープ2、バイオリンファースト、セカンド、ビオラ、チェロ、コントラバス
が必要ってこと。オーケストラによる演奏会としては特に大編成というわけではないのですが、唯一ネックになるのが「ハープ2台」って所。…ちょっと難しいかも。でも弾きたい曲なので、ぜひとも会議で生き残ってほしいです。サヴァイヴしてほしいです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
のだめでは編成を使ったネタもあるので、そういうものを覚えていればより楽しめるのでしょうね。
なんとか生き残ってほしいものですが、ハープの奏者なんているのですか?
投稿: ミラージュ | 2007年5月26日 (土曜日) 午後 10時10分
ハープ自体については問題ありません。ハープを使ったクラシックなんて全然珍しくないですし、今回の演奏会でも普通に使っていますしね。問題は、1台でなく2台ということ…これはさすがに厳しいです。
周囲では意外とのだめを見ていた人、多いみたいですね。
投稿: サヴァイヴ | 2007年5月31日 (木曜日) 午前 03時28分