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2006年12月17日 (日曜日)

Bの嵐!     ……爆薬ね。

硫黄島からの手紙、見てきました♪別に見る気なかったのですが、かなり最近よくテレビの番組で取り上げられているから、思い切って見ることにしました。なんだかダ・ヴィンチ・コードと同じパターンだけど…まあそのパターンで見に行ってダ・ヴィンチ・コード面白かったから今回も見に行ったんですね。…ってどういう動機だ。

MOVIX映画館に入ってびっくりしたのは、他のお客さんがおじさんおばさんばっかりだった、ということ。え…確かに平日で午前の講義がない曜日、しかも朝イチの公開を選んで来たとは言っても これではさすがに観客席のバランス悪すぎるだろ…最若が自分19歳、次が40歳とか自分だけ数字的に孤立してるよ…とか変なこと考えるのですが、実際この映画ってどの世代に人気あるかな。気になるところです。

あと前から思っていたのですが、予告編のつくりがうますぎます。今回も「あ、ハリーポッター7月にまたするのか。見に行こうかなー」と思いましたし。まあ大抵はCMの印象、大体忘れるんですけどね。そういえば最初にこの硫黄島を知ったのは、デスノ後編の予告でした。これは結構印象に強かったですね。ニノとか格好よかったし。Dの嵐やGの嵐でストッキング被されたり乳首開きTシャツ着させられたりモグラ探しに行かされたりしてたニノとは大違いでした。

…あれ?起承転、まで来たのに気が付いたらまだ本編の感想について触れていない? …まあまだ上映が始まって間もないので、見たいけどまだ見ていない、という人も多いと思うのでまだ書かないほうがいいかもしれませんね。ただ一応少しは書いておくことは必要でしょうけど。ということで、軸となるところ。つまるところ、物語を通して伝えたいこと、メッセージですね。それについて軽く触れます。映画だけでなくテレビ番組でも、ただ視聴者を笑わせるような作品にそういうのは求めていない、ただ芸人を見て笑っていられれば十分にその作品を楽しめたことになる、と考えていますが、硫黄島の手紙のような作品はとてもそういうわけにはいかないです。じゃあ、伝えたいことって何? ということですが…これは…司令官や天皇という力に束縛される肉体的自由の苦痛? 戦争という無秩序的自由による世界構築の有用性? んなアホな。  じゃあ…戦争はいけないんだってこと、命は親から貰ったもの、無駄にしてはいけないんだってこと? 自分が思うに、そんな「このシーンはアレアレだったから…」「やはりクライマックスや魅せ方から察するに…」といった理屈こねたものや、感動シーンからフッと来るものでもない。いや、全く違うとは到底思えないけど、暴言じみて言うならそういうのは他の名作に任せておけばいい。この作品では二の次に他ならないと思います。「硫黄島からの手紙」でしか伝えられることが出来なく、なおかつ理屈なんか不要、だから誰もが正しく受け入れることの出来るもの。「硫黄島からの手紙」という映画に込められたメッセージというものは、あまりにも単純明快で分かりやすいものだったんだと感じました。あえてそれ…自分の考えていることは書かないので、見たいけどまだ見てない、という人はとりあえず劇場に足を運んでくださいね。ただ香川だと何年も前に東宝がつぶれて以来、どこで見たらいいのか分かんないんだよな…。…あ、話それた。

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コメント

同じ主張をするならば、理屈をこねて何が言いたいか見えてこないものよりも単純明快であったほうがいいと思っています。さらにいえば、その作品でしか伝えられないものがあると尚良いです。この作品はそういうものなのでしょうか。

前編はすばらしい作品だったと聞きますが、後編も負けず劣らずすばらしいようですね。

前後編といえば、デスノートも評判が良いです。

投稿: ミラージュ | 2006年12月13日 (水曜日) 午後 03時31分

全くその通りだと考えていいと思いますよ。ただ実は前編は見ていないんですよね…。アメリカ視点か日本視点かの違いだけなので、前編は見なくても大丈夫だろうと思って見たのですが、問題なかったようです。父親たちの星条旗はそのうちレンタルDVDで見ようと思います。
デスノも頑張っているみたいですね。後編は原作ファンも納得していたようですし。

投稿: サヴァイヴ | 2006年12月14日 (木曜日) 午前 05時01分

1部のエンドロール後に2部の予告編が流れたのですが、もうこれは観にいくしかない!と思いました。
予想をはるかに超えてと言う意味では期待を外され、やはりスゴイ映画だったという意味では期待通り、そんな作品でした。
TBありがとうございました。

投稿: とりこぷてら | 2006年12月18日 (月曜日) 午後 12時55分

TBありがとうございました。
クリントイーストウッドに泣かされました。

日本人だって、そんなこと知らないよ~ということばかり・・・。
私は監督に感謝、感謝でしたね。

TBさせて頂きました。

投稿: 小米花 | 2006年12月19日 (火曜日) 午後 06時16分

とりこぷてらさん>こちらこそ相互トラバありがとうございます♪ 前作は見ていないので硫黄島のこと自体もほとんど無知だったのですが、本当にいいものを見られました。

小米花さん>外国人の監督にこの事実を知らされた、というのは皮肉な話ですよね。でもこのような日本人が知らないことはどんどん教えてほしいです。

投稿: サヴァイヴ | 2006年12月22日 (金曜日) 午前 07時57分

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