残りの2つはお守りとおみくじってところかな?
意外と久々の京都カテゴリー更新。前々から行きたかったけれど遠いのでなかなか行けなかった貴船神社でしたが、紅葉のライトアップがあったのでいい機会だということで日没前から行って来ました。
まずはいつものように、貴船神社の基本情報から。といっても、この神社、結構言うこと多いんですよね。まずここは当ブログでも何度も出てきた河川、鴨川の源流に当たるところに位置していることから水の神様として信仰が厚い所でして。また、ここ一帯は平安時代の女流作家、和泉式部に大変ゆかりがあるんですね。本殿から少し離れたところにある結社は縁結びの神様として知られ、夫との関係に悩んでいた和泉式部がお参りをし、貴船川に飛ぶ蛍を見て切ない心情を歌にしたということでその石碑もあります。そして(自分にとって)最大のウリが、日本有数の丑の刻参りで有名な神社だということ。さしあたり愛と憎しみは表裏一体、というところですな。
この神社には常に水がつきまとっています。源流に当たるということから川幅は狭く、流れはかなり急で勢いがあります。ここ一帯に川床料理の店も並んでいて、夏には避暑としてここに向かい、川を見ながらとりたての鮎などの天然の川魚を食べられるという、大変風情の味わえるところです。
これ、おみくじ。貴船神社を紹介するテレビ番組では必ずといっていいほどおみくじも一緒に出てくる有名なシロモノです。何も書いていないですが境内の霊泉につけることで文字が浮かび上がってくるという、水の神様らしい粋な計らいです。というわけでちょっと試しにやってみることに。
おお、本当に何か浮かんできた!なになに…第12番 中吉「病気・長びけど直る」 ちょっとした生き地獄…。 「転居・早くよろし」 そんな無茶な…。 「方向・西北 万事よし」 そっちの方向、山しかないんだけど…。
貴船神社の紹介に使われる写真といえば、この階段。
本殿。綺麗すぎないかな…。.神社みたいなのはちょっと小汚いのが一番好きなんですが。
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神社の商売道具 三種の神器の一つ、絵馬。実は貴船神社こそが絵馬発祥の地なんですよ。昔は雨乞いの儀式に馬を水神に生け贄に捧げていたらしく、後にそれが絵に描かれた馬に祈祷するようになった。だから「絵馬」なんです。何へえ?
左から順に和泉式部、竜神、馬ですね。どれも貴船神社にぴったりです。
奥の院、創立当初にはここに本殿があったとの事。本宮からさらに北、山を200メートルほど登ったところにあるのですが、三方が山に囲まれていてちょうどその間、谷になっているところが参路になっています。ここまで山奥に入ると日中でも異様な雰囲気をかもしだしていて怖かったです。こここそが、宇治の橋姫が七日間の丑の刻詣を経て鬼神となり、藁人形を五寸釘で打ち抜き相手の男女を呪い殺したという伝説とともに語られる呪いの願掛け、丑の刻参り発祥の地なんですよね。今でもまれに五寸釘の打たれた藁人形が発見されるときがあるのだとか。まあ確かに場所的にはうってつけですが…。 行ったときに探したけど、見つけることはできませんでした。残念、心底残念です。
えっと、もみじ灯篭の記事はまた次の機会に。
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コメント
なにかあったときはぜひ藁人形を打ちに行ってください。山の方角が良しということは、いざというときにはそこに行けということでは!?
投稿: ミラージュ | 2006年12月 4日 (月曜日) 午後 11時03分
残念ながら、とても自分にはそれほどの行動力はないです…。糸を引くだけだったら簡単なんですがね(笑)
そういえば五寸釘ってどこで手に入れるのか、気になります。そんな巨大な釘なんて、まず日常では使いませんよね。
投稿: サヴァイヴ | 2006年12月 8日 (金曜日) 午前 12時07分