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2006年12月 9日 (土曜日)

水源→気の産まれる根源→気生根→黄船→貴船になったんだってさ。

前回の貴船神社の続きです。

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そういえばこれ、前回の記事に載せるの忘れていました。結社に置かれている天の磐船(あまのいわふね)と言います。祭神の磐長姫命(いわながひめのみこと)はこれに乗ってやってきたという伝説があるのですが、大正時代に山奥で見つけ、手を加えることなく天然石のままここに安置したたとのことです。

…しかし神様の乗り物だと言うんだったら、勝手に運んでくるというのもどうなんでしょうか。むしろやっちゃいけないんじゃないでしょうか。たとえば磐長姫命が戻ってきたときに「おい、船ないじゃん」みたいになったりしないだろうか。まずいんじゃないだろうか。 という余計なことを考えつつ、神様相手になかなか勇気ある行動ではないかと思ったのでありました。

そんなこんなで参拝して、ようやく日暮れ。少しずつ薄暗くなったころにぽつぽつとライトアップが始まります。この日は貴船もみじ灯篭の最終日でした。ギリギリセーフ。左右には川床料を楽しめる高級旅館が立ち並び、参路は灯篭とライトがもみじを飾っていました。

今年はちょっと紅葉が遅いらしいのが残念でしたが、それでも立派なものでした。

一番近い駅は、「日本一、始点から終点までの間に高低差がある」といわれる叡山電鉄の貴船口。そこからこのへんまでは臨時バスが走っているものの、行きは歩いて神社まで向かってみました。まあ言っても大した距離ではないだろうと意気込んでいたのですが、それでも片道30分以上はかかるんですよね。しかも一昔は電気は通っておらず、道も舗装されていなかったはずです。そんな道なき道を蝋燭さした五徳を頭にかぶせて白装束着て夜な夜な参っていたと思うと、これ大した度胸と行動力ではないでしょうか。もみじの名所、絵馬・藁人形発祥の地、「来れるもんなら来てみろや」と言わんばかりに山奥に立てた本社、にもかかわらず毎晩来て呪殺を祈祷する人達…いろいろと見所満載の神社でした。

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コメント

暗闇に白装束とは明かりがなかったら恐怖です。磐長姫命もびっくりです。
その高級旅館に泊まってみたいものです。

投稿: ミラージュ | 2006年12月 9日 (土曜日) 午後 08時27分

しかも頭にはろうそくをさした五徳ですからね。そんな怖い事が出来る人だったら直接憎い相手を…とも思ってしまいます。
テレビでも紹介されているだけあって、川床料理の旅館は食事代だけで半端なく高かったです。夏には蛍も飛ぶらしいのでいつか行きたいのですが…。

投稿: サヴァイヴ | 2006年12月10日 (日曜日) 午後 03時31分

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受信: 2007年3月12日 (月曜日) 午後 11時09分

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