映画はスタッフロールの一番最後まで見るのが当たり前です。(自論)
見に行きやしたぜ~、ダ・ヴィンチ・コード! 少し街を歩いていてもすれ違う人の会話から「ダ・ヴィンチ・コード」と言う言葉が聞こえるほど反響が大きいらしいので、思い切って見に行きました。字幕スーパー版と日本語吹き替え版の両方があったので、自分は吹き替えの方を。字幕見ながら映像にも気を向けるほど自分はそんなに器用ではないのでね。それでもフランス語など、諸外国語の部分は普通に字幕で流れていたので字幕版の雰囲気も両方味わえるようになっていました。自分としては吹き替えのほうがオススメ……かな? よほどの洋画好きの人でなかったら吹き替えの方がいいです、見やすいし。
それで感想ですが…反響を呼んでいるだけあって結構良かったです。見る前は「ルーヴル美術館で起きた殺人事件と、そこに書かれた暗号からダヴィンチの絵画に隠された謎に迫る」みたいなことしか知らなかったのですが、吹き替えということもあってか誰が誰やら分からなくなることも無く思ったより容易に理解できましたし、最後の最後までミステリー館が漂っていましたな。でも既に見ていた友人は「難しくてよく分からなかった」と。確かにその通りではありますね。全体的なストーリーはいいのですが、細かい部分をいくつか聞き逃したのでしょうか。さらに聞いた話では、原作のあちらこちらをカットしているらしいのである程度原作を読んでいないと全部は中々把握できないようです。実際自分もどうして聖杯をあんなに捜し求めていたのかは最後までわからずじまいでしたし。とりあえず「見つけないといけないものなんだ」、と踏ん切りをつけて観たので良かったですが。2回目を観れば大体全部理解できそうでしたが。早くテレビ放映してほしいです。当分先か?
それともう一つ、一人一人の人物設定がすごく面白い。途中辺りから特にそれが顕著になっていて、「裏切り」という行為が非常に多いです。それに気付き始めたらもう誰を信用していいのか全然分からなくなってしまいます。急に銃を突きつけられたり絶対仲間だと思っていた人物が突然裏態度を一変させたりと、随分とハラハラさせてくれました。特にあの人が黒幕だったとは…。一応これから観る人もいると思うので名前は出しませんが。一番最後にソフィーがラングドンを撃ったりするんではないかとも本気で思いましたし。そんなに「聖杯」というのがあの宗教団体にとって巨大なものだったんでしょうかね。そういえば、これは一部事実に基づいた作品でありながら最後のスタッフロールではやっぱり「フィクションです」なんて…一体どこが架空でどこまでが事実だったのか…これは観た人によってまちまちに考えるでしょうが、実際どこまでが事実だったんでしょうかね。この最大の謎を残し、ほどよくキリスト教のタブーを突いた作品でした。しかしダヴィンチも随分お騒がせな人ですなぁ。
でもこれ市販されている関連本ってほとんど関連してないな…。もっと絵画のことについて描写していると思ったのですがそうでもなかったです。あ、それから最後のスタッフロールで初めて知ったのですが、ファーシュの役は地獄少女の輪入道だったとは…。全然気付かなかったです。
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コメント
人が多い中で映画を見るのは苦手なので、テレビで見ることになりそうです。感想はそのときに書こうと思います。
メディア戦略があるとはいえすごい反響ですよね。とりあえずブームが少し落ち着いた後に本でも読もうと思います。
投稿: ミラージュ | 2006年6月 3日 (土曜日) 午前 12時00分
こんにちは。TBありがとうございます。
映画は展開が早いので、吹き替え版の方がいいのかもしれませんね。
こういう話題作だと、ここぞとばかりに人気に便乗しようとあんまり関係ない関連本わんさか出てきますね。
投稿: もじゃ | 2006年6月15日 (木曜日) 午後 08時20分
> 映画はスタッフロールの一番最後まで見るのが当たり前です。(自論)
その通り。
投稿: 通りすがりですが | 2008年5月18日 (日曜日) 午前 11時42分