しかし同時期連載の銀魂のほうが長生きするとは。これは意外。
今日の週間少年ジャンプで「DEATH NOTE」が終了しちゃいましたね。2、3週間前から騒がれていたので紙面を開いて仰天する、ということはありませんでしたが一週目から見続けていた漫画が終了するのはやっぱり寂しいものがあります。ただでさえそんな漫画は数少ないのに。現在まで第二部で一年少し続いていましたが、期待空しく第三部は無かったようです。
読者の声としては、第二部から少し…というか結構人気が落ちてきたようで、その理由としては「今までの心理戦を無意味とするような荒業での展開」「一部と違い、ずっとパソコン越しにいるだけのスローペース」「偶然を重ね合わせたニア側の勝利」などといったものが挙げられるでしょうか。実際月の敗北を望んでいる人はあまりいなかったでしょうし、その原因となったニアの推理も「今までのことは何だったんだ~」って感じでしたしね。少年誌上、悪が勝つのは駄目だという糞真面目な事情の影響があったのかは分かりませんが、ラストはちょっと拍子抜けさせられたかな?という印象です。
あと、自分としては後半からデスノート特有のブラックさが欠けたのが残念だと感じます。元々「人の死」をテーマの一つに取り上げていただけに当初は人の死を直接的に展開の中に取り上げていたり、またリュークとの「眼の取引」など、ファンタジー要素はありながらも残り寿命を半分にして顔を見ただけで人を殺せる力を得たりと、どこかブラックで重々しくいつ誰が死ぬのか分からないストーリーだったんですよ。実際Lの死は想像もしませんでしたし。これらのデスノートの特徴ともいえる要素が第2部で無くなったのが竜頭蛇尾的な事になったのかと。
とまあいろいろ書きましたが、それでも自分はデスノートは全体的に大好きでしたよ。「正義とは何か 悪とは何か」という題材も悪の立場から問いかけられることで学校のホームルームみたいなものとは違った角度から考えられましたし。今年上映の映画も見ますし、どうやらアニメ化も決定したようで。もちろん録画予定です。ということで大場、小畑 両先生、長い間お疲れ様でした。
……でもいよいよジャンプで読む漫画なくなってきたな…。
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コメント
For you? Chloraform and strapping tape. Or a magazine. Go with the one without the federal charges.
投稿: aleve | 2006年5月17日 (水曜日) 午前 06時32分
私は漫画雑誌は読まないのでよくわからないのですが、友人のほとんどはつまらない終わり方といっていました。面白い作品だったらしいので余計に残念なのでしょう。終わりよければ何とやらといいますが、その逆もまた然りということですね。
投稿: ミラージュ | 2006年5月17日 (水曜日) 午後 03時17分