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2006年4月12日 (水曜日)

いろいろ言いたいんだけどキーボードの前に座るとなかなか書きにくい。

近くのTSUTAYAで「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」を借りてきました。なぜ今更…という感じではありますが、ただ何となくまた見たくなって。こういうどうでもいい所で結構行動力あるんだな…。

公開年は2001年と覚えているのですが、何本目かは知りません。クレしんの映画は8作目ぐらいから順番がよく分からないので適当に調べてみると、9作目にあたる映画でした。ちょっと昔ですね。  当時映画館で見たのですが、かなり号泣したのを覚えています。でもそのとき周りに座っていた人も皆泣いていたんですよね、それがかなり印象的でした。公開年の通り、これが21世紀の最初の映画なんですよね。テーマはズバリ「20世紀」。以下はあらすじで。

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春日部に誕生した「20世紀博」。これは昭和70年代の町並みや遊び、テレビ番組などを再現した大人をターゲットにした巨大テーマパークで、春日部の大人達は子供を置き去り同然にして、その懐かしさにハマっていた。春日部の町もその影響か、白黒テレビや一昔前の車など懐かしいものであふれかえっていた。  ところがある朝、突然春日部の大人達は皆姿を消し、春日部は子供だけとなってしまう。その後ラジオから流れてきたのは「イエスタディ・ワンス・モア」という秘密結社の陰謀を告げる声だった。その声は言う。「未来は消えた」と。

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まあ序盤はこんな感じなのですが…さっきDVDで見ても映画館と全く同じところ、2箇所で泣いてしまいました。やっぱ名作だ、これ。前半はクレしんらしいセリフとアクションで笑わせてくれ、後半は一変、感動の嵐です。あまり細かいネタ晴らしは言いませんが、 これほど「笑いあり、感動あり」というフレーズが似合う作品はあまりないのではないでしょうか。

しかしこれ…完全に子供ではなく、間違いなくその付き添いで来た大人をターゲットにした映画ですな。見れば見るほどそう感じます。ところどころにちりばめられた一昔前のギャグ、見ただけで「懐かしい」と言える夕暮れの風景、特に大阪万博の太陽の塔なんか大人にしか分かんないでしょう。実際自分もネットとかで解説を見るまで太陽の塔が映っていたことは知りませんでした。

ただこの作品は単に懐かしい「匂い」を感じさせるだけではなく、当時の人々が期待と希望で胸を膨らませていた21世紀とこの現実の落差(ちょっとおおざけかもしれないですが)、「当時の21世紀への希望はどこに行ったのか」といった疑問を悪役の立場から投げかけています。そして組織は永遠の20世紀を実現させようとするのですが、それではいけない。クライマックスの野原一家により、懐かしい絵に見とれているスクリーンの前の大人へ「過去に戻るのではなく、未来を生きなくてはいけない」というメッセージを伝えられます。メッセージとしては比較的ありがちなのでしょうが、この巧い構成と演出により不思議とノックアウトさせられるんですよ。21世紀最初の作品というのでは、本当にいい題材だったと思います。

あの、見ていない人は絶対に見てくださいね(笑) 本当にオススメできます。

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コメント

すごいらしいですね。私も見てみたいのですが、レンタルビデオショップがないのでテレビであるのを楽しみにしています。
以前BSアニメ夜話でいっていたのですが、ラストのしんのすけがタワーを上るシーンは手書きだそうです。どおりで異常な迫力があるはずです。さまざまな面でデジタルは優秀ですが、手書きの迫力には及びません。人間の手には機械にはないなにかがあるのかもしれません。

投稿: ミラージュ | 2006年4月15日 (土曜日) 午後 06時54分

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