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2006年2月22日 (水曜日)

これほど深夜の似合うアニメはそう無い…かな?

突然ですが、「地獄少女」というアニメをご存知でしょうか。

関西の毎日放送(TBSの系列)と東京MXテレビ、キッズステーションとアニマックスの4局で放送されていて、そのためにリピート放送を含め週に7回もどこかで流れているという随分と特殊な形態のアニメです。自分は毎日放送でしか見れないのですけどね。

去年の10月から全26話予定で現在も放送されているのですが、深夜1時50分からのスタートというこれまた深~い時間帯での放送。土曜の深夜というのが唯一の助けでしょうか。

そのストーリーもまた深夜ならではといった感じで、かなりブラックなテーマを扱った毎週完結オムニバスストーリーという自分の大好きなパターンです。つまり形式は「世にも奇妙な物語」みたいな感じですかね。

軽く説明すると、「地獄通信」という午前0時にのみアクセスできるというサイトがあり、そこに強い恨みをもった人間の名前を書き込むと地獄少女が現れて憎い人間を地獄に流してくれる、という架空の都市伝説が毎週話の軸になっています。しかしこの都市伝説は実在しており(もちろんアニメの世界で)、実際にこの地獄通信にアクセスした人間の苦悩と憎しみをうまく描写している作品です。

具体的には、いじめや登校拒否、虐待などといった実際にも問題視されているエピソードも多々あり、(その被害者に感情移入できるかどうかは別として)現代の問題を生々しく表しているともいえます。

このアニメが始まった当初は単純にいじめやストーカーなどいろいろ被害にあっている人(依頼者)がいて、その人を苦しめている人(ターゲット)がいて、地獄通信にアクセスした後に地獄少女によりターゲットが地獄に流されるという大変シンプルな構造となっていました。そのターゲットも普通に悪人といえる人間で地獄送りのシーンはスカッとさせてくれるわけですが(ただなぜかこのシーンは故意的に笑いを取っているようにも見えるんですよね。)、ここ最近、といっても大体10話目ぐらいからでしょうか、少しずつ「本当にターゲットを地獄に流してよかったのか?」と言わざるを得ないような複雑なシチュエーションが増えています。

そういう何ともいえない理不尽な終わり方をしてくれるのがこの地獄少女の特徴といえるでしょうね。エンディングテーマが流れたときの「これで本当に良かったのかよ…」という後味の悪さ、救いようのないブラックストーリーが本当にたまらないです。そこらの映画よりも断然心に染み付き、考えさせられてしまいます。

このアニメの終着点はいまだに見出すことの出来ないのですが、本当に文だけでは表せ切れない複雑で悲しい気持ちになってしまう今オススメのアニメです。見れる環境にあれば、ぜひご覧になってはどうでしょうか。

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